2012/02/18

泥んこ白鳥も見た


スノーグース見物のつづきです。

スノーグースの集団を見たちょっと先、別の畑には、白鳥とグースが混ざって群れてました。

畝を掘り返して整えたばかりの畑とみえて、ひっくり返された土から虫でも出て来ていたのか。
 白鳥とグースとが入り交じるのは珍しいそうですが、そんなにおいしいものがあったのでしょうか。

ドロドロのぬかるんだ畑の畝に、にょろっと長い首の先を突っ込んでなにか一心に食べている白鳥。

(拡大)


オデット姫の優雅さはありませんねえ。
ていうか、よく動くこの首は、土の上に出入りしていると、ヘビそのもの。

しかも畝が結構高いので、よっこらしょと畝を越えてよたよたと歩く姿が、とっても重そうで笑えます。


この白鳥たちはTrumpeter Swan (ナキハクチョウ)という種類で、ほんとにおもちゃのトランペットみたいな、ちょっと情けない感じの声でよく啼き交わしてました。

スノーグースばかりでなく、ほかのカモも入り交じって、ぐちゃぐちゃの泥畑が大宴会場状態。



日没間近、スノーグースたちはぱらぱらと飛び立ってねぐらに向かい始めました。

 この画面では見えづらいですが、あちこちからどんどんスノーグースが集まって、寝る前に大集団をつくっているところ。 集合地点に向かって糸のように一列に並んで飛んで行き、夕陽の中に舞い降りている姿が幻想的でした。


グースはどんどん飛び立ってるのに、ハクチョウたちは腰が重い。

群れの中でも神経質そうな何羽かは餌をついばむのをやめて周りをきょろきょろし始め、「おいもう暗くなってきたぜー、やばいよー、そろそろ行こうぜー」という感じでそわそわ啼いているのですが、一向気にしないでまだ食べている人多数。 

なかなか意見がまとまらないようで、Kさんと二人、はよ飛べーはよ飛べーと念を送ってみたのですが駄目でした。

トリはなんといっても飛んでいる姿がカッコ良い。
でも、群れている姿もそれなりに個性があって、間抜けっぽくて楽しいですね。あの小さな頭の中で何が起こっているのだろう。

カッコ良い鳥写真を撮るには技術も道具もまったく足りませんが、鳥写真にカメラおじさんがはまる気持ちが、少しわかりました。次はもうちょっと「寄れる」レンズを装備して行きたいものです。

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7 件のコメント:

  1. 鳥写真に はまっていた 教授を思い出しますねえ。

    鳥さんたちも それぞれ性格があるんだろうね。

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    1. 教授の写真、もう一度見たいです。あのころわたしもカメラをやってたら、色々お話聞けたのに。
      同じ群れの同じ種類の鳥でも、ずっと見てると図々しそうなのや慎重そうなのやいろいろですね。

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  2. 私の生まれ故郷は新潟なんですけれど、
    新潟は毎年冬になるとたくさんの白鳥が来るので
    小さい頃はそれを見に、湖とか沼なんかに行ったなあって
    写真をみながら思い出していましたー

    でも・・・畑では見なかった・・・なぁ・・・

    渡り鳥って、好きです。
    なんか、単純に・・・すごいよね、と思ってしまって。
    小さい頃、鳥になりたい、ってよく言ってました。私(笑)

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    1. masakingさん、新潟なのですか。福島の方が、冬になるとハクチョウの群れを観に行くというので羨ましいなと思っていたら、こんな意外と近くに来てました。でも、湖のほうがなんといっても白鳥らしいですよね。
      渡り鳥って、純粋にすごいですよねー。本当に鳥になったら、いろいろ大変そうですが(笑)。

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  3. この近くにお住まいの写真家さんも、カナダ側で雪梟を撮影してきたみたいですね。さすが、この方の写真はいつも凄い迫力です。
    http://livingwilderness.photoshelter.com/image/I0000SbcInkm_L.M

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    1. ああ、この方、このお近くなんですね。ほんとにいつもすごい迫力ですね!
      雪フクロウ、顔がマジメなんだかふざけてるんだかわからないところが素敵ですw

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    2. とっても真面目な梟さんなのに~、何故だかぷふっと笑っちゃうんですよね、この顔!

      この方たぶんEastsideかと。Kirklandの公園にいるボールドイーグルの雛たちの成長もずっと追っていたので。
      わたくしは彼の写真をみて、ああ、あそこに撮影に行くと良い時期なのだなあ…などと。

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