2013/02/09

シアトル・アートウォーク『玄き冬』


 木曜日、パイオニア・スクエアのシアトル・アートウォークで行なわれたButoh公演に行ってきました。

 アーティスト・ロフト(普段はアーティストのスタジオ兼住まいとして使用されているそうです)の一室という、小さな空間での公演でした。


とっても分かりにくかったビルの入口。


4th とWashington の角のとこにあるTashiro Kaplan Studios and Galleriesというけっこう大きな三角形のビルディングでした。

角にCafe Vita が入ってるビル。

ビルの中はたくさんのギャラリーやスタジオが入ってます。普段はアーティストの仕事場として使っているお部屋もアートウォークの夜はギャラリーとしてオープンしているようで、ちょっと美大の文化祭のような雰囲気でした。


パイオニア・スクエアのアートウォークは、この辺(グリーンウッドとか)とはやっぱり雰囲気が違って、来てる人もファッショナブルで、都会的な活気がありました。グリーンウッドのあたりはもっとレイドバックでファミリー向けな感じなんですよね。

今回はほかのギャラリーは観なかったので、次回また行ってみようと思います。




さて舞踏の舞台であるお部屋へ。

 舞台と客席は東村禄子嬢の書で飾られてました。

「あうん」と般若心経です。 入口から「あうん」です。


壁に飾ってあったこのお経シャツ。かっこいい。通販で売ったらどうかしら。絶対売れると思う。



舞台の小道具は黒い羽根の襟巻。
背景には寺山修司の伝説的映画『田園に死す』のテーマ曲がかかっていました。

さーいのー、かわーらでー…という児童合唱です。賽の河原で石を運ぶ子どもたちの歌です。恐いです。

第一部『Black Winter 玄き冬』は奥村薫さん。第二部『Divided by Zero』は Sheri Brownさん。


 舞台の動画をお任せ頂いていたのに、最初の部分を撮り損なってしまうという、とんでもないミスをやらかしてしまいました。

薫さんのは、何度か見せて頂いた今までの舞台とはちょっと違う雰囲気で、ナマな感じの強いインプロビゼーションでした。以前の道教寺院での公演はもっと静的な瞑想的な印象があったのですが、今回は観客との距離も近く、この狭い空間のガヤガヤしたバイタリティを反映するような印象がありました。



かっこええお二人。体を使う表現っていいなあ。

次回は3月3日お雛祭りの午後3時半から、フィニーの和菓子屋さんTOKARAのオープンハウス『通りゃんせ』イベントで小さな公演があるそうです。楽しみです。




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2 件のコメント:

  1. Tomozoさん、今回も来ていただいて、また素敵な写真を撮っていただいて有難うございます~

    幕前(幕がないときにはなんていうんだろう~?)の寺山『田園に死す』は、ピンと来たようで…さすが。いやぁ、使ってみたかったのよね。

    準備の手際などが良くなくって、失礼しました~。この日はビルの入り口は開放されてるのかと思ったら、そうじゃなかったのよね。

    TK Artistloftsは外から入れるギャラリーも様々ですし、中の開放しているお部屋も面白いです。第一木曜日のArt Walkの夜は、ここでかなりの時間が潰せちゃいますよね。ではでは

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    1. 薫さん、もうもう本当にすみません。穴があったらしばらく入っていたい。
      『田園に死す』帰ってからYou Tubeで見ちゃいました。全部観られました。ウェブってすごいですね。
      アーティストロフト、またぜひ次回行ってみようと思います。
      素晴らしい公演にご招待くださって、ありがとうございました。

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