2015/08/14

漁港のフィッシュ・アンド・チップス


晴れた日曜日の午後。バラードのフィッシャーマンズ・ターミナルに行ってきました。
いつも渡っている橋から見える、バラードの「漁港」です。

あのディスカバリーチャンネルで一世を風靡した『Deadliest Catch(邦題は「ベーリング海の一攫千金」)』のカニ漁船のいくつかも、ここを母港にしてます。

バラードロックの内側、サーモンベイの中にある淡水の港。

今はプレジャーボートも係留されてますが、以前は漁船オンリーの、筋金入り海の男たちの母港でした。今でこそオサレタウンになってしまいましたが、バラードはもともと北欧系漁師の町だったんですねー。





CHINOOK'Sのレストランとスナックバーと、魚屋さんとギフトショップがあります。

友人が「シノークス」でフィッシュ&チップスを食べよう、というのでついてったんですが、この看板を見るまで「CHINOOK'S」のことを言ってるんだって気づかなかった。

「Chinook」って、ネイティブ部族の名前でもあり、民族と言語の名前でもあり、鮭の種類の名前でもあり、それからロッキー山脈から吹き降ろす風の名前でもある。さらに米軍で使われているヘリコプターの名前にもなっている。

日本語ではどれも「チヌーク」と表記されてるので、鮭や部族の名前は「シノーク」または「シヌーク」と発音されているんだってこと、知りませんでした!


でも鮭じゃなくて風の名前の場合には、地域によって「チヌーク」と言うところと「シヌーク」と呼ぶところがあるようです。

さらに、ヘリコプターの名前の場合も「チヌーク」と発音されることが多いようです。

 ややこしいですね。





「シヌークス」のフィッシュ&チップス。フルサービスのレストランも隣にありますが、天気が良かったのでスナックバーの「Little Chinook’s」でテイクアウトして外のテーブルで食べました。

シアトルの人は皆、フィッシュ&チップスについては一言あるのではないか。

Ivar's Spudが有名ですが、ここのはコロモが天ぷら的で油っぽくなくて、私はけっこう好き。
コールスローがついて10ドル弱。

しかしこの日はサーモンのフィッシュタコスを食べました。こちらは小さいクラムチャウダーがついて10ドル弱。チャウダーは、とっても普通。



港の真ん中にそびえているのは、海で亡くなった漁師さんたちのメモリアル。
両脇には亡くなった方の名前が彫られた碑もあり、花や風船やいろいろなものが供えられていました。
 


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